
【サウザントコート大坂上】T様邸新築工事 |
室内と平行して外壁の工事がスタートしました!
?透湿防湿シート
まずは、構造用合板を張った下地を 「透湿防湿シート」 で覆います
白いシートで「S-wall」と書いてあるものがそうです
タッカー(ホッチキスのジャンボサイズのような器具)で
バチコーン!バチコーン!ポップコーン!? コイケヤスコーン!? とくっつけます
シートのつなぎ目は10cm以上重ねながらはっつけます
これにより、余計な湿気が壁体内に入るのをシャットダウン!壁内結露を防止します
<豆知識>
〜「透湿防湿シート」と「防湿気密シート」 ??〜
似たような名前で、見た目もそっくり…でも役割は正反対です!
当社の採用している「通気工法」は透湿防水シートを用い、透湿防水シートと外壁仕上げ材との間に胴縁などを用いて通気層を設ける工法です。
室内で発生した水蒸気など湿気を含んだ空気が万一壁体内に入り込んだ場合、湿気は透湿性のある透湿防水シートから通気層を通じて屋外に排出され壁体内結露の発生を防止します。
また、外壁仕上げ材の接合部等から浸入した雨水が壁体内に入り込むことを防ぎ、速やかに排出します。
一方「防湿気密シート」とは、空気と湿気(水蒸気)を通さない性質をもつシートです。役割は透湿防水シートの全く逆で、主に木造建築物の外壁の室内側に用いられます。
つまり、どちらも防水性能はありますが…
前者は、湿気を通すもので壁の室外側で主に使われる
後者は、湿気を通さないもので壁の室内側で使われる
ということです
間違えて反対に使用するとなんかすごいことになるでしょう
(きっと米国債の様にデフォルトします)
?胴縁(どうぶち)
防湿シートの上に、厚さ15mmの防虫防腐処理を施した胴縁を縦に打ち付けます
ここには、サイディングを張る際に金物を取り付けていくことになります
胴縁は防虫防腐処理をしたものと、そうでないものとがあります
当社は防虫防腐処理をした胴縁を使っています
(写真のようにこげ茶色のモノもが処理済で、白木色のものが未処理のものです)
当然、処理を施してある胴縁の方が高額です
いずれ隠れてしまう部分なので未処理の安い材料を使うビルダーさんは多いですが、
当社は高いほうを使います(だから声を大にしてアピールします)
お客様が長年にわたって満足してお住まいいただけるかどうか? は
お金に替え難いと当社は考えます
?サイディング張り
胴縁の上にサイディングを取り付けていきます
釘頭のでない金物工法で15mm厚のサイディングを順々に張っていきます(重ね合わせていく感じです)
ジョイントの部分は雨の進入を防ぐために下地に金属板(ジョイナー)をつけ、
その上からコーキングで埋めます (青く見える縦の溝の部分)
コーナー部分も、サイディングと同柄のやく物で丁寧に施工します
よくあるパワービルダー系の建売は、
コーナーを金属製の安価なやく物で代用し、テキトーにごまかしてコスト削減しています
家を買うときには、そういうところにも着目してみてくださいね
つまり、
「ウチの建物はそんじゃそこいらの安物とは違うんだゼッ!」
っていう事が言いたかっただけです
今回のサイディングは、
「チャコールブラックの石目タイル調」 と 「白のスクラッチストーン調」 のツートンです
シンプルモダンな組み合わせです
出来栄えは、完成後の写真までおあずけとしましょう(笑)
つづく