
注文住宅・リフォーム進捗状況 - 最新エントリー
日付は6月下旬にさかのぼります
建物の仮プランができたので、これにあわせてRC(鉄筋コンクリート)擁壁もプランニングし、
宅地造成工事を開始しました
?解体作業
まず、高低差のある土地の低い方のコンクリート底盤から解体です
コンクリートカッターで、あらかじめ引いた赤いライン上をカットしていきます
(よく道路工事なんかで見かける道具です、もちろんホームセンターなどで買える代物ではありません)
そして、切込みを入れた部分を ユンボ(写真の建築機材) でガシガシ剥がしていきます
結構ぶ厚いコンクリート底盤で作業が難航・・・
すると、トラブル発生!?
カットした底番の下からごっつい地中梁が登場!大変なことになりました
検討の結果、これを無理やり除去するよりも、そのままにして地盤補強する方法を選択
地中梁には手を加えず、地盤強度の一翼を担ってもらうことにしました
こんな感じで、解体を進めていきました
?RC(鉄筋コンクリート)擁壁工事
解体作業が済んだので、RC擁壁に取り掛かります
型枠と鉄筋でベースを作ります(事前に水抜き穴などの塩ビ管を通しておきます)
鉄筋が組み終わり、型枠でサンドしています
(いわゆるこの中にコンクリートを流し込んでいきます)
上から見るとこんな感じです
型枠は250mm厚の幅をスペーサーで確保していますので、250mmの擁壁ができる訳です
ポンプ車からコンクリートを流し込んでいきます
まんべんなくいきわたるよう、バイブレーターで振動させて馴染ませます
その後、タッピング(上から専用器具でパンパン叩きます)して、隙間ができないようにします
数日後・・・
しっかり湿潤養生し、強度が出たら型枠をはずします
きれいな擁壁が顔を出しました
擁壁の底盤の角はL字に鉄筋を組んでいます
底盤も250mmですが、ベースの捨てコンが50mmあるのでトータル300mmになります
水抜き穴も各所にできました(メッシュのカバーをつけています)
出来上がった擁壁に合わせ土を入れていきます
相当な量の土でした(汗)
ランマーで転圧して締め固めます
沈んだらまた土を足してどんどん締め固めます ダダダダー
だいぶ土が入り、手前の道路部分の高さに近づいてきました
車庫へ下りる階段部分も丁寧に施工(時間の関係上、過程は省略します)
完成しました!!
(道路側からみた写真です)
反対側から見ると・・・
すばらしい擁壁が出来上がりました
ここにどんな家が建つのか、今から楽しみですねー
これで宅地造成の終了です!!
ご自宅を建築する為、土地を購入したO様
その土地は、旧店舗倉庫跡地で、建物こそ解体されているものの、
むき出しの鉄骨や頑固な地中梁がなまなましく残る状況…
しかも土地の高低差約2m、家を建築するにはまず宅地造成から始めなければならない
※車が止まっている位置がメインの前面道路の高さ、写真左が南方向、写真手前から奥に坂道のある3方角地
O様の建物のご希望を伺いながら、いかに宅地を作り上げるかを検証
建物の日当たり、敷地内から駐車場への動線、工事費用 etc…
また、不安材料である造成後の地盤の補強まで視野に入れ、造成計画を立案し施工
その土地は、美しいフォルムの宅地へと変貌を遂げました
当社の上級グレード 「ゴールド仕様」 のECO住宅の建築の始まりです!!
大工さんの工事が終了し、いよいよ内装工事(クロス張り)に着手です!!
使用するクロスと接着材が届きました
いずれも「F☆☆☆☆」です(画像では小さくて見づらいですが、写真の赤の→ の所に記載されています)
以前は、クロスや接着剤に含まれるホルムアルデヒド等の有機化合物が原因で
『シックハウス症候群』
なんていう症候が多く見られ、話題になりました(新築に入居するとめまい、頭痛等の体調不良が起こる)
F☆☆☆☆は、前述の通りホルムアルデヒド放散量が一番低い等級です
これらが建築建材に用いられることにより、最近ではシックハウスの弊害が起こりづらくなりました
さて、
まずは壁・天井の石膏ボードの凹凸をパテで平らにします
ボードのつなぎ目、ビス・釘等の打ってある部分をパテ処理します
このように下地処理をすることにより、クロスをきれいに張れる訳です
白の点々の部分はビスの部分、ベタ塗りのところはつなぎ目部分です
リビングの天井が張り終えたところです
2階居室が張り終えました
下がり天井部分(斜めの部分)の張り作業では、職人の腕が光ります
室内クロス工事と平行して、
外では、雨樋(あまどい)の設置工事や、
破風板(屋根のサイドの部分)や玄関ポーチの天井などの塗装工事がササっと終わり、足場がとれました!
ようやく建物が姿を現しましたが、写真はここまでです
全貌は完成後のお楽しみに!!
※現在計画中の 『お洒落な外構』 にも注目ですよー
今回の土地には、なんと!!
水道管・ガス管が入っておりません
この土地には、もともと1件のお宅があり、それぞれの管が1本づつ引き込みがされておりましたが、
土地を3分割したことにより、その内の1宅地のみに管が引込まれている結果となり、
残りの2宅地には残念ながらライフラインがないっ! という状況です
その代わり、当土地の前の歩道には歩道の切り下げがされています(元々駐車場があった場所だったんですね)
歩道の切り下げがしていないと、車道と歩道の段差があり、車の出入りができません
歩道部分の切り下げや植え込み・ガードレールの撤去には多大な費用と、役所関係の申請の時間がかかります・・・
これがない分よかったです(汗)
<現地の歩道の切り下げ>…これが元々あるので、歩道を横切り宅地内に車の出し入れが可能!
土地のご購入を考えている皆様、
土地にライフラインが引込まれているか?車の出入りは問題ないか?境界ははっきりしているか?・・・などなど
いろいろなチェックポイントがあります
これをおろそかにしてしまうと、あとあと多大な費用がかかったり、トラブルの元になります
立地条件や価格だけでなく、こういったところも是非ご注目ください!
(今回のK様には、事前に当社が調査・報告した上で、ご納得の上でご購入いただいております)
話はそれましたが…
したがって、まずは水道管の取り出し工事からスタートです!
※ガスの引込みは止め、その分の費用を オール電化仕様 に回すことになりましたー
道路部分(歩道)に水道本管が埋設されていましたので、ここを掘削して宅地内に分岐します
歩道の黒い部分は掘削した場所です(仮復旧)、その先の宅地内には水道メータを設置しました(ブルーののふた)
当然ながら、事前に水道局への申請をし、道路掘削するのに警察署にも許可をもらっています
(勝手に掘削することはできません)
電気も仮設電柱を立てます
その右側に、水道の立水栓を立て、仮設トイレも設置完了(写真はありませんが・・・)
建物の位置に地縄をはりました
地盤改良工事をする為の建物配置の目安となります
いよいよお次は 【地盤改良工事】 に突入です!!
コンクリートによる「柱状改良工事」を予定しています
内装の建具が続々と搬入されてきました
全て 「F☆☆☆☆」 です
下駄箱
押入れ関係
化粧階段(ささら桁) ※切り込み作業中
下駄箱が組みあがりました!
白の全面収納タイプ(姿見ミラーつき)で、明るいですねー
LDK入口のガラス入りドア(カラーはブラックウォルナット)
モダン和室には3本引きのアルミフレーム引き戸(FIXガラス入り)
※ガラス部分はまだ養生してあります
モダン和室の押入れは、鏡面ホワイトドア
ホワイトとダークブラウンを組み合わせたS様こだわりのモダンテイスト
仕上がりが楽しみです。。。
今回は2種類のサイディングを組み合わせます
ベースはアイボリー系の石目調(横柄)、
バルコニー・玄関など前面にくる部分にはダークグレーの石目調(マス柄)にしています
こうすることにより、ダークグレー部分がゲート状になり重厚感を増していきます
実際に張った部分のちょうど境い目
(境い目のブルーの部分にはコーキング処理がされます)
バルコニー下や玄関上などの出隅部分には水切り金物を取り付けます
サイディングの切り口からの水の浸入を防ぐと共に、意匠性も向上します
(これをつけないで別のもので代用し安上がりな施工をする建築会社もけっこうあります)
張り終えましたー!
まだ足場とシートがかかっているので、全貌が明らかになるまで、乞うご期待!
?胴縁(どうぶち)
防湿シートの上に、厚さ15mmの防虫防腐処理を施した胴縁を縦に打ち付けます
ここには、サイディングを張る際に金物を取り付けていくことになります
<プロ目線!?> ※素人では良し悪しの判断つかそうなものを、このコーナーでご紹介します
「胴縁の色に着目ください」
<解説>
当社の使用する胴縁は こげ茶色 をしています
これは防虫防腐処理をしているのでこんな色なのです
(白木っぽい胴縁を施している現場も良く見受けますが、防虫防腐処理をしていない木です)
当然のことながら、防虫防腐処理をした胴縁の方が高額ですが、
施主様に見えない部分とはいえ、
大事な部分なので良いものを使います
これが当社の身上です!
(サウザントコートシリーズの標準仕様としております)
?サイディング張り
胴縁の上にサイディングを取り付けていきます
釘頭のでない金物工法で15mm厚のサイディングを順々に張っていきます(重ね合わせていく感じです)
ジョイントの部分は雨の進入を防ぐために
下地に金属板(ジョイナー)をつけその上からコーキングで埋めます(溝の部分)
防湿シートと外壁材サイディングとの間には空間ができます
ここが空気の通り道となり、
壁内の結露防止や住宅の長期耐久性と快適性を維持・向上させます
当社では、このような『通気構法』を推奨しています
張り終えた部分です
黒の縦ラインが溝の部分です
ここはコーキング処理を施します
(仮に少々の水が浸入しても下地金属板がシャットアウトします)
白のサイディングがきれいです
S様と見本を見比べながら吟味しましたが、
なかなかよいチョイスだったと思います(笑)
お次は、ダークグレーに張り分けた正面アクセント部分の石目調のサイディングでーす
つづく・・・
?構造用合板
外壁下地には構造用合板(パーティクルボード)を使います
今回は、日本ノボパン工業社製の、その名も 「novopan STP?」 です
せん断強度が高く、地震・火災・風災から家を守ります また水分にも強いのが特徴です
何より、100%リサイクル木材を使用しているので、地球に優しいエコ商品です
?屋根ルーフィング
屋根の下地として防水シート、ルーフィング(緑色の部分)を貼り付けます
立ち上がり部分もしっかりルーフィンgoo!
ルーフィングはアスファルトの成分が含まれているため、ほんのりアスファルトのにおいがします
?防湿シート
構造用合板を張った下地を 「防湿シート」 で覆います
白いシートで「S-wall」と書いてあるものがそうです
タッカー(ホッチキスのジャンボサイズのような器具)でバチンバチンとくっつけます
これにより、余計な湿気が壁体内に入るのをシャットダウン!壁内結露を防止します
バルコニー内側も、この通り
玄関まわりも、ほれ!
ついでに玄関のアップ
今回、建物10年保証の検査を実施する(財)住宅保証機構のポスターが見えます
2009年10月から「住宅瑕疵担保履行法」が施行され、住宅を新築する建設会社は保証金を供託するか保険に加入するかのいずれかの措置をとらないといけません
本建物は、住宅保証機構の「まもりすまい保険」に加入したので、ポスターで告知している訳です
これで、S様のお宅は10年間、「構造耐力上主要な部分および雨水の浸入を防止する部分」については保証対象となります
シート張り完了!
いよいよ工事着工です!!
しかし、その前に必ず地盤調査を実施します
今回も「スウェーデン式サウンディング試験」でゴリゴリ掘っていきます
※「スウェーデン式サウンディング試験」って何ぞや!! という方は↓↓コチラ↓↓を見てください
http://yama-san.co.jp/modules/cbhr/details.php?bid=77
合計5箇所を測定 (建物ののっかる四隅+真ん中)
調査の結果、測点により地盤強度にばらつきが見られました
基準値はクリアーしていますので、そのまま建てることもできますが…
当然の事ながら、念には念をいれて
地盤改良工事を実施します
3階建てなのでなおさらです
傾いたら困りますからね〜
改良方法は、柱状の型を何十本も地面に打ち込み、そこにコンクリートを流し込んで杭をつくる
「柱状改良工事」を予定しています
?石膏(せっこう)ボード
断熱材を施した壁は石膏ボードでふさいでいきます
耐火性に富んでいますが、水に弱いです(水廻りは専用の石膏ボードを張ります)
まずは天井から張っていきます
壁は床工事が終わってからになります
この時点で電気の配線工事は済んでいます(天井から照明用のコードがでていますね)
水廻り用の石膏ボード(写真左側)
通常の石膏ボードは写真右側の茶色いタイプ、
水廻り用は写真左側の薄緑のタイプ(ここは洗面室になります)
?フローリング張り
当社は、イクタ社の「パワフルフロアー」を使います これもF☆☆☆☆!
1FはS様のご希望で、白の大理石調のものを入れました(床暖房対応です)
傷防止の為、養生してありますので一部しかみえません
四角く開いている所は、床下収納を設置するスペースです
2Fは同じく「パワフルフロアー」のブラックバーチ色です
このイクタ社の「パワフルフロアー」はその名の通り “パワフル” で、
丈夫で傷がつきにくい材質です
大工さんからも 『程よい硬さで作業もしやすい』 と好評です
ただ・・・・・・・・・
ノーマルのフローリングよりも、お値段が少々高いんですねー
しかし、材質の強さを考えればお買い得です!
また、表面の質感も全然Good!!です
※実はここだけの話、今年中に建築いただくお客様にはサービス提供しています
当社の身上である「剛床」は、このパワフルフロアーでさらにパワーアップ です!!
?床暖房工事
LDKにはツツミ社製の床暖房を使用します
銀色の電熱シートを床に張ります
これの上に傷をつけないようにフローリングを張っていきます
?建具が到着
続々と建具が到着します
梱包のアップ(もちろんF☆☆☆☆)